トップ > レース > リザルト(SUPER FORMULA) > 2015 SUPER FORMULA 第7戦 鈴鹿サーキット

2015 SUPER FORMULA 第7戦 鈴鹿サーキット

鈴鹿サーキットで開幕を迎えた2015シーズンのスーパーフォーミュラ。最終戦の舞台も開幕戦と同じく鈴鹿サーキットとなるが、今大会はシリーズ唯一の2レース制となる。本来の速さを見せつつある前戦の菅生ラウンドだったが、結果は悔しい11位。ここまで、速さを見せることができても、なかなか結果には結びつけられない苦しい展開のレースが多かったが、この1年で得たものは大きく、何とかこの最終戦の2レースで今シーズンの締めくくりとなるレースをして、来年に繋げていきたいところ。

終日、雲に覆われたこの日の鈴鹿サーキット。1時間の予選前のフリー走行で5番手タイムをマークし、まずまずの手応えを得て、公式予選に臨む。今大会のノックアウト予選は2レース制のルールで、Q1の結果でRace1のグリッドを、Q3の結果でRace2のグリッドを決めることになる。
まずは20分間で行なわれたQ1。すぐにコースインして最初のアタックを行なったのち、一旦ピットに戻り、マシンセッティングのアジャスト、タイヤ交換を行ない、再度アタックを試みる。結果はトップから0.48差の8番手タイムでQ2に進出を決める。7分間のQ2でも、すぐさまコースインし、懸命のアタックを見せた小暮だったが、惜しくも9番手タイムとなり、ここでレースのグリッドが確定、Race1は8番グリッド、Race2は9番グリッドからスタートすることになった。

翌日は前夜からの雨が降り続くウエットコンディションに。そのため、水煙で視界が非常に悪く、セーフティーカー先導でのスタートとなったRace1。2周を終えた時点で、セーフティーカーがピットに入り、いよいよバトルが始まったが、相変わらずの視界不良が続き、慎重に周回を重ねていくことに。3周目に、後方の1台にパスされ、順位を1つ落とし9番手となるが、まだまだ序盤ということもあり、猛チャージをかけながら周回を続けていく。上位を走るマシンとのバトルで、脱落していくマシンもあり、小暮は最終的には6位でRace1を終える。これが今シーズン初ポイントとなり、2レース制のルールで1.5ポイントを獲得した。
続く、Race2は小雨が降り続くウエットコンディションで全車がレインタイヤを装着したことにより、レース中のタイヤ交換義務は消失。フォーメーションラップを終え、いよいよ火蓋が切られるというところで、トラブルが発生したマシンがあり、一旦スタートが見送られ、15分後にあらためてスタートが切られることに。これにより1周減算の27周のバトルとなったが、トラブルが発生したライバルのマシンが最後尾からのスタートとなったため7番手でオープニングラップを終え、小暮は猛プッシュをかけていく。早速1台をパスし、その後もペースを上げながら、ポジションも上げ、一時は5番手を走行し、雨の難しいコンディションの中で果敢な走りを見せる。13周目にバトルをしていたマシンに追突され7番手に後退するアクシデントがあったが、なおも攻めの走りでチェッカーを目指し、そのままの順位でレースを終え、このレースでも1ポイントを獲得することになった。

小暮卓史のコメント

雨で視界も悪く、なかなか思うようにいかない厳しいレースとなりましたが、なんとか2レースともポイントを獲得することができ、小さいながらも確実に一歩進めた気がします。コンディションが悪いということもあって、追突など残念なこともあり、悔しさは残る内容でしたが、チームとしては大きな成長が遂げられたレースとなったと感じています。この経験を必ず来シーズンに繋げていきたいと思っています。1年間、諦めずに最後まで頑張ってくれたチームのみんなに心から感謝しています。
最後になりましたが、今シーズンも本当に多くの方々にサポートをしていただき、そして多くのご声援をいただき、ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。

※1年間たくさんのご声援をありがとうございました。