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2014 SUPER FORMULA 第7戦 鈴鹿サーキット

新型マシン「SF14」が投入され、鈴鹿サーキットで開幕した今シーズンのSUPER FORMULAシリーズ。最終戦となる舞台も鈴鹿サーキットで、通常とは異なる2レース制で行なわれる。第6戦菅生ラウンドで2度目の完走をし、予選では本来の速さも垣間見せた小暮だったが、なかなか結果に繋げることができない苦しいシーズンとなっている。来シーズンに繋げる意味でも、チームと共に絶好のかたちでこの2レースを締めくくりたいところ。

曇り空の予選日。今大会の予選は、2レース制のルールで、Q1の結果でRace1のグリッドが、Q3までの総合結果でRace2のグリッドが決定することになる。
予選前のフリー走行でエンジンに不調が起こり、小暮は途中で走行を終えてしまい、予選に向けての準備がままならないままQ1を迎えることに。
Q1開始直前にやっとエンジンの載せ替えが完了し、慌ただしくピットを後にする。まともにフリー走行を走れていないということもあり、なかなか上位に食い込むタイムをマークすることができないまま、一旦ピットインをして、ニュータイヤを装着することに。アタックラップのタイミングを逃してしまうという事態もあり、15番手で予選を終えてしまうことになった。尚、予選前にエンジン交換を行なったため、Race1のグリッドが10グリッド降格することになり、Race1は20番グリッド、Race2は15番グリッドからスタートすることになった。

決勝日は朝から雨が降り続く生憎の天候となった。10時10分にRace1がスタート。いきなりポジションを3つ上げてオープニングラップを終え、幸先のいいスタートを切る。反則スタートでペナルティを課せられたマシンがあり、さらに1つポジションを上げて、16番手を走行、ますます勢いづく小暮だったが、10周目に大きな落とし穴が。ウエットコンディションの中を激走する小暮は、130Rの出口でマシンコントロールを乱し、コースアウト。そのままタイヤバリアに接触した衝撃でマシンは横転してしまい、ここでレースを終える最悪の結末となった。続いて迎えたRace2。メカニックの頑張りもあり、なんとかマシンの修復を終え、15時に15番グリッドからレーススタート。Race1とは逆で、2つポジションを下げてオープニングラップを終えた小暮は、順位を挽回しようと懸命の走りを見せるが、路面コンディションや視界が悪く、なかなかパスすることができず苦戦を強いられる。ライバルのマシンが離脱したこともあり、16番手で今シーズンの最終戦を終えた。

小暮卓史のコメント

今シーズンはニューシャーシになったということもあり、予測していない事が次々に起こり、それらに振り回され過ぎたように感じています。この週末も同じことが言える状況でしたが、どんな状況でもベストを尽くせたか?と自問してみると、決してそうではなかったように思います。今年得たものをしっかり吸収して、今後は更なる強さと対応力を身につけなければと痛感しています。苦しい1年でしたが、最終戦ぐらいは気持ちよく走りたかったという思いと、かなりの仕事量をこなしてくれたメカニックのみんなに最高の走りで応えることが出来ずに、とても残念です。
苦しいシーズンで得た様々なことを、自分の中でしっかりと把握して、来シーズンに向けて準備をしていきたいと思っています。
今シーズンも本当にたくさんの方々にご声援をいただき、ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。

※1年間たくさんのご声援をありがとうございました。