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2025 SUPER GT 開幕戦 岡山国際サーキット

2025年のSUPER GTがいよいよ開幕。昨シーズン、8戦中4勝という成績でGT300クラスシリーズチャンピオンに輝いた小暮は、カーナンバーを「0」に改めた「VENTENY Lamborghini GT3」で、元嶋佑弥選手とともにシーズンを戦う。3月の公式テストを終え、開幕前にGT300クラスは出走車両の性能調整(BoP)に変化が。0号車はエアリストリクターを昨年最終戦時より3mm絞られた形で開幕戦を迎えることとなった。

天候にも恵まれ、テスト時からは10度近く気温が上昇した予選日。公式練習では、0号車は小暮が記録した1分26秒772がベストタイムで16番手となる。ここから予選に向けて車両セッティングを仕上げていき、午後の予選に挑んだ。今シーズンはノックアウト方式の予選となり、2グループに分けて行なわれるQ1はそれぞれ上位9台がQ2に進出する。その重要なQ1を小暮が担当。計測4周目に1分26秒516をマークして暫定3番手につけると、最終的には7番手でQ1を突破した。続くQ2を担当した元嶋選手は1分25秒618までタイムを削ったものの、ライバル勢も大きくタイム更新を果たしたことで順位は後退。15位となった。

一夜明けた決勝日は強い風と雨が吹きすさぶ荒れた天候となった。セーフティカー(SC)先導で始まったレースは、GT500クラス車両の多重アクシデントでいきなり赤旗中断に。0号車は元嶋選手がスタートドライバーで、レース再開後は順調に走行。21周目に1台、28、29周目にそれぞれ1台ずつをとらえると、早めにタイヤ交換に入った車両もあったことで30周目には5番手を走行していた。元嶋選手は41周を走り切ってピットに戻り、小暮に交代。ウェットタイヤに履き替えてコースに復帰した。ただ、すでに雨は止んでおり、コース上の水も徐々に減ってきている状況で、0号車は51周目に再びピットに入り、スリックタイヤに交換。2度のピットインで順位を下げてしまうこととなる。ただ、タイヤに熱が入ってからのペースは良く、小暮は一度下がってしまったポジションをどんどんと取り戻していく。最終的には9番手でチェッカー。予選ポジションから6つ順位を上げてフィニッシュした。

小暮卓史のコメント

BoPの変更が僕たちにとっては非常に厳しい開幕戦となりました。特に予選はストレスのたまる状況でしたが、なんとかみんなで力を出し合いながらQ2に進み、15番手を得られました。決勝レースはペースは良かったのですが、タイヤ交換の際にウェットタイヤを選択したことで結果的にもう一度タイヤを履き替えなければならず、ポイント圏内でシングルフィニッシュはできたものの、悔しいレースになりました。次戦こそいいレースをして、少なくとも表彰台に上がりたいです。

※ 次回のレースは5月3日・4日の富士スピードウェイです。