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2018 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ

恒例となったゴールデンウィークに富士スピードウェイで行なわれる第2戦。今大会は通常とは異なり500qで争われ、2回のドライバー交代が義務付けられている。
開幕戦で見事ポールトゥウィンを飾ったKEIHIN REAL RACINGは、その後のテストでも好調を維持し、この富士ラウンドに臨む。ここでも、最大限のポイント獲得を目標に、シリーズ争いを優位に進めていきたい。

予選日は生憎の天候で、濃霧による視界不良となった富士スピードウェイ。この影響で公式練習がキャンセルとなり、午後のスケジュールに大幅な変更が強いられた。午後になると、青空が見えだすまでに天候は回復し、通常より短い30分間の公式練習が行なわれた。
その後、公式予選は20分間の1セッションで行なわれ、KEIHIN REAL RACINGは塚越選手がこの予選アタックを担当。開始早々にコースインをして20分をフルに使い、2セットのタイヤを使用しアタックをしたが、重いウエイトハンディの影響もあり、14番手タイムで予選を終えた。

決勝日は天候に恵まれ、さわやかな青空が広がった。ゴールデンウィーク中の開催ということもあり、早朝から周辺道路は混雑し、決勝開始時刻が近づくにつれてグランドスタンドは多くの観客で埋め尽くされた。前日の公式練習が短縮されたことにより、決勝前のウォームアップ走行は25分延長されて行なわれたのち、いよいよ決勝スタート時刻を迎える。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーは塚越選手。14番グリッドからスタートを切った塚越選手は、重いウエイトハンディを背負いながらなんとかペースを保ち、周回を続けていく。着実に1台ずつ前のマシンを捕らえ、18周目には11番手に。30周を過ぎる頃から、1回目のピットインを行なうマシンが現れ出し、暫定4番手を走行していた37周目にKEIHIN REAL RACINGもピットインを行なう。スタッフによる迅速なピット作業で小暮はコースに送り出される。11番手で前を追いかけて周回を重ねていくことになるが、ほどなく前を走るマシンに追いつく。背後についてプッシュをしていくが、なかなかパスするには至らない状況が続く。そのうちに左フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、グリップダウンが起こる。小暮はなんとか周回を続けていくも、タイヤが破損し予定外のピットインを余儀なくされる。76周目に2回目のピットインを行ない、再び塚越選手がステアリングを握り、コースに復帰する。厳しい展開の中、14番手まで落ちたポジションを11番手まで回復させながらチェッカーまでマシンを運んだ。500qという長いレースで、アクシデントに見舞われながらも、ポイント獲得まであと一歩という残念な結果となった。

小暮卓史のコメント

今回は重いウエイトハンディで思うようなペースを作れず苦しい2日間でした。そんな中、自分としてはバトルの最中に作ってしまったフラットスポットで余計なピットインを行わなければならなかったことが、本当に悔しいです。少しでもポイントを稼ぎたいレースだったので、チームに対しては本当に申し訳なく思っています。シリーズ争いをするとなると、小さなミスが結果として後々大きく影響することになると思います。次戦からは同じミスに繋がらないよう最大限の注意をしていきます。
このレースもサポートしてくれたチームスタッフをはじめ、スポンサー、関係者の方々に心から感謝しています。次戦もよろしくお願い致します。

※ 次回のレースは5月19日・20日の鈴鹿ラウンドです。