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2016 SUPER GT 第7戦 タイ

SUPER GTシリーズで唯一の海外戦となるタイラウンド。第7戦が開催されるチャン・インターナショナルサーキットはタイの首都バンコクから北東へ400kmに位置するブリーラムという都市にあり、平均気温は29℃と年間を通じて気温は高く、雨季にあたる10月はスコールが降りやすい時期でもある。3戦連続ポイントを獲得しているKEIHIN REAL RACINGは、ここでも多くの応援団に見守られる中、表彰台を目指してチーム一丸となって、まずは公式予選に臨む。

気温30℃の予選日。現地時間10時からの公式練習で3番手タイムをマークしたKEIHIN NSX CONCEPT-GTだったが、順位とは裏腹に思うようにタイムが伸びず予選の開始時刻を迎える。予選Q1を担当したのは今回も塚越選手。予選前に小雨が降ったが、コンディションに大きな影響はなく、ドライコンディションでの熾烈なタイムアタック合戦となった。塚越選手は計測4周目に公式練習のベストタイムとほぼ同じとなる1分24秒985をマークするが、順位は9番手でQ2に進出することができず、ここで予選を終えた。決勝に向けては、改善点を洗い出し、ヒントを得ることができ、大きな期待を持って翌日の決勝レースを迎えることになった。

決勝日はタイらしい30℃超えの暑さで、KEIHINの応援団もサーキットにたくさん来場してくれたこともあり、大きな後押しを得て、いよいよ決勝レースの開始時刻を迎える。
KEIHIN REAL RACINGのスタートドライバーは小暮。決勝前の8分間の走行でセッティングを変更したことが功を奏し、スタートダッシュに成功。4コーナーまでに6番手まで順位を上げる。しかし、続く5コーナーで後続のマシンに追突されるかたちで、スピンを喫してしまう。スタート直後のアクシデントとあり、気を落とすことなく最後尾から何とか挽回していくため、集中して周回を重ねていくことに。徐々にペースを上げていく小暮は、ピットストップまでの間に上位陣との差を詰め、順位も暫定6番手まで回復し、33周目にピットインをしてタイヤ交換と給油を行ない、塚越選手に交代する。10番手でピットアウトした塚越選手は速いペースで周回していき、残り周回が3分の1となった44周目には8番手を走行、その翌周には7番手へ浮上。目を見張る速さで、どんどん追い上げを見せる。その後も、諦めることなくプッシュを続け、残り3周となったところで数周前から激化していた6番手争いでポジションをもぎ取り、6位でフィニッシュ。
この結果、5ポイント追加し、シリーズポイントをトータル27とし、2レースとなる最終戦のもてぎへ舞台を移す。

小暮卓史のコメント

週末を通じて、マシンは確実に進歩し、素晴らしいピットワークを行なってくれたチームに感謝したいです。ポイントを獲れたことは素直に嬉しいことですが、最高の結果を得ることが出来なかった悔しさは、最終戦のもてぎで晴らしたいと思います。
今回もレースを支えてくれた多くの方々に心から感謝しています。また、KEIHINの大応援団の方々にも感動させられた大会でした。いろいろと温かい歓迎を受け、一致団結して応援をして頂いたことに、心から感謝しています。
次戦が最終戦となるので、今年の集大成として最高の走りをして、いいレースができるようベストを尽くします。最終戦もよろしくお願い致します。

※ 次回のレースは 11月12日・13日のもてぎラウンド(2レース)です。
ご声援宜しくお願いします。