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2015 SUPER GT 第7戦 オートポリス

第5戦を除いたすべてのレースでポイントを獲得し、速さを見せるシーンが増えているドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングだが、開幕戦と第4戦の6位が最高位と、あと1歩が足らない内容となっている。2015シーズンもこのオートポリスと最終戦もてぎの2戦を残すのみとなり、なにがなんでも目標とする表彰台を獲得し、来年に繋げる内容のレースをしたいところ。菅生と同じく、オートポリスも得意なサーキットとする小暮は、前戦から1ヶ月以上のインターバルを経て、満を持して九州入りすることとなった。

昨年とは開催時期が異なり、気温12℃と初冬を思わせる気候となったオートポリス。
9時からのフリー走行を4番手で終えて、期待が膨らむ中、Q1を担当したのは小暮。セッション開始後しばらくピットに待機したのち、コースインした小暮は入念にタイヤを温めていく。順調にアタックをしていると見られたが、アタックラップの1コーナーでブレーキをロックしてしまったことが影響して、タイムは1分34秒425で12番手。Q2に進出することができずに予選を終えた。午前中に行なわれたフリー走行では33秒台のタイムをマークしていただけに悔しい予選結果となったが、マシンのパフォーマンスは確認できているので、決勝レースでの追い上げを見せたい。

前日に続き寒い1日で、空は雲に覆われ、雨の予報もあった決勝日。9時から行なわれたフリー走行で確認作業を終え、決勝レースの開始時刻の14時を迎える。
スタートドライバーはオリバー・ターベイ選手。12番グリッドからスタートしたターベイ選手はポジションをキープしてオープニングラップを終える。気温が上がらないということもあってか、タイヤの表面にタイヤのカスがこびりつく、いわゆるピックアップという症状に苦しめられながら走行をするターベイ選手は、序盤で1つポジションを落とすも、懸命の周回を続けていく。20周目あたりから、コース上には雨が落ち始めるが、大きな影響はなく、各チームはスリックタイヤでの走行が続く。
改善の余地なく引き続き苦しい走行が続くターベイ選手は25周目に早めのピットストップを敢行する。チームはハードタイヤに交換して、小暮をコースに復帰させる。早々と追い上げを開始、着々とペースを上げながら周回を重ね、500クラスの全車のピットストップが終わった時点で小暮は大きく順位を上げ、7番手を走行。その後も雨が降り続く中、終始懸命の追い上げを図るが、そのままの順位でチェッカーを受けて4ポイントを追加することになった。

小暮卓史のコメント

もう少し前のポジションからスタートできていれば…と悔やまれる結果になりました。決して納得ができるレースではありませんでしたが、チームがいい戦略を立ててくれたおかげで下位から追い上げることができました。その点では、みんなの頑張りでいいレースができたと感じています。次戦が最終戦となり、今シーズンの集大成とするためにも、後悔が残らないようにベストを尽くしていくだけなので、自分らしい攻めの走りをして表彰台を目指したいと思います。
今回も、本当に多くのご声援をありがとうございました。最終戦も全力で頑張りますので、よろしくお願い致します。

※ 次回のレースは11月14日・15日のもてぎラウンドです。ご声援宜しくお願いします。