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2013 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ

いよいよ最終戦を迎えるSUPER GTシリーズ。終盤戦に突入してから自分たちのレースができていないRAYBRIG HSVだが、来年度からNSX CONCEPT-GTが投入さるということもあり、なんとしてもHondaのホームグラウンドであるツインリンクもてぎでのHSV最後の公式戦で結果を残したいところ。
なお、この大会ではほとんどの車両のウェイトハンディが撤回され、全車イコールバトルとなる。

曇り空で肌寒い気候となった予選日。今シーズンのノックアウト予選はQ1、Q2という2段階に分けて行なわれ、全15台の出走マシンのうち、Q1(15分間)で記録したタイムの上位8台がQ2へ進出、その後、12分間で争われるQ2で記録したタイム順に決勝レースグリッドが決定することになる。
Q1を担当したのは小暮。開始5分を過ぎた頃にいよいよコースインしアタックを開始する。セッション終了間際となりS字コーナーでのオーバーランがありつつもトップタイムをマークするが、直後に僅差で逆転され2番手タイムでQ1を突破した。続くQ2を伊沢選手がアタックを担当。全車イコールコンディションの熾烈なアタック合戦となったが、6番手タイムで予選を終えることとなった。

決勝日は朝から霧に覆われたツインリンクもてぎだったが、3連休の中日の今シーズンの見納めとなるGTレースということもあり3万人の観客で賑わいを見せた。
伊沢選手がスタートドライバーを務め、決勝レースがスタート。順位をキープして順調に周回を重ねていたが、7周目にオーバーテイクされ順位を落とす。しかしその後、前に食らいつく懸命の走りで12周目にはポジションを取り戻し、さらには前のマシンを追い詰め、17周目には前に出ることに成功し5番手となる。20周を終えたところでピットインを行ない、小暮にチェンジ。迅速にピット作業を終え、コースに復帰する。
小暮はすぐさま5コーナーでライバルのマシンをパスし、さらに前のマシンに迫っていきバトルを繰り広げていたところ、23周目のヘアピンコーナーで後続のマシンと接触。この影響でタイヤがパンクし再びピットインを余儀なくされてしまう。この結果、14番手まで順位を落とすことになったが、残り20周で懸命の追い上げの走りを見せて12位で最終戦を終えた。
開幕戦で優勝を飾ったRAYBRIG HSVだったが、目標としていたシリーズチャンピオンは叶わず、合計37ポイントでシリーズ10位という結果で今シーズンを終えることとなった。

小暮卓史のコメント

前半戦のいい流れを維持できず、最終的に残念なシーズンとなってしまいました。チームに貢献できなかったことが何よりも悔しいです。1年を戦えば、うまくいかない時もあるものですが、そういう時にこそしっかりと自分にできることをやらなければならないのに、気持ちとは裏腹な結末を迎えることが多かったように感じます。
今年味わった悔しさを絶対に無駄にしないように来シーズンに向けてしっかり準備を重ねていきたいと思います。最高の走りで今年なし得なかったシリーズチャンピオンを目標にして立ち向かっていく覚悟です。
最後になりましたが、今シーズンもレース活動を支えてくれたHondaをはじめ、多くの応援をいただいた関係するすべての方々に心から感謝し御礼を申し上げたいと思います。3週間後のJAF CUPも引き続きよろしくお願い致します。

※ 次回のレースは11月23日・24日のFUJI SPRINT CUPです。ご声援宜しくお願いします。