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2011 SUPER GT 第8戦 ツインリンクもてぎ

今季の最終戦を迎えたSUPER GT 。全車がノーウエイトとなるこのレースは、テクニカルコースであるツインリンクもてぎで開催され、それぞれのマシンの特性を大いに引き出し、白熱したバトルが繰り広げられると予想され見逃せない戦いとなる。小暮にとっては、2年連続チャンピオンを獲得することは叶わなかったが、今季3勝目の有終の美を飾りたいところ。

ウェットコンディションでの戦いとなったシリーズ最後の予選。今回はノックアウト方式で行なわれた。ノックアウト方式はQ1、Q2、Q3という3セッションに分けられ、全15台の出走マシン中、Q1で上位11台がQ2へ進出、そのQ2で上位7台まで絞られ、Q3にて最終グリッドが確定する予選方式。
まずはQ1を小暮がアタック。フリー走行からマシンの調子は良かったのだが、タイヤのパフォーマンスの高さにマシンバランスが変化し、8番手タイムとなる。
続くQ2はロイック選手がステアリングを握り、アタックを開始したのだが130R付近でスピンを喫し、マシンをストップさせてしまいノータイムでこのセッションを終える。
これにより、決勝レースは11番グリッドからのスタートとなった。

決勝日は朝のうちは昨日の雨が残る格好となったが、昼に近付くにつれ青空が広がり蒸し暑い陽気となった。今回もウイダーホンダレーシングのスタートドライバーはロイック選手。順調にスタートを切り、前のマシンを追いかけながら着々とペースを上げ、2つポジションを上げて21周目にドライバー交代のためピットに戻る。
代わった小暮はジリジリと着実に前のマシンを追い詰めていく粘り強い走りを見せ、さらにはトップグループを上回るペースで快走、小暮らしい速さを見せつけながら前を走っていたマシンをパスする。さらに前を走る集団ににじり寄っていくも抜くには至らず6番手でチェッカーを受けた。

この結果、シリーズポイントが57ポイントとなり、ドライバー部門で3位、チーム部門でも3位という結果で2011年シーズンを終えることとなった。

小暮卓史のコメント

まずは今年1年間、たくさんのご声援をいただきありがとうございました。チャンピオン獲得を目標に戦ってきましたが、成し遂げることができなくて申し訳ない気持ちです。

今回のレースはまず予選で悔しい結果となってしまいましたが、レースではどんなコンディションになっても前にいく自信があったので全力を尽くすだけだという気持ちで臨みました。そのレースではマシンの仕上がりが非常に良くて、十分優勝を狙えるだけのパフォーマンスを持ち合わせていたと思います。残念ながら6位ということでもちろんこの結果に満足することはありませんが、来年に向けての士気は一層高まるレース内容だったと思います。来シーズンは再度シリーズチャンピオンになるために、これまで以上に高いレベルの走りを目指していこうと思っています。

今年のシリーズは終わりましたが、JAF戦が残っていますので、そこでも自分らしい速さを見せて、みなさんの期待に応えられるような走りをしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

次回のレースは11月12日・13日のFUJI SPRINT CUP 2011です。