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2010 SUPER GT 第3戦 富士スピードウェイ

富士スピードウェイで開催される第3戦は、ここまでの2戦より100km長い400kmというレース距離と、このサーキットの特徴である1.4kmに及ぶ超ロングストレートをどう攻略するかが大きなポイントとなる。シリーズポイントランキング3位につけているウイダーホンダレーシングにとっては前戦の優勝によりウエイトハンデを40kg積みながらも、今後を左右する大事なレースになることは間違いない。

土曜日の公式予選は風が冷たいものの日射しは暖かい快晴の中、ここまで2戦とは異なりスーパーラップ方式で行なわれた。スーパーラップ方式は予選1回目で全13台中基準タイムをクリアした上位8台によって行なわれ、そのタイムが遅い順に1台ずつ出走する。各マシンの3周回目の1周のみのタイムを計測し、この結果により最終グリッドを決定する。小暮が駆るウイダーHSV-010は、朝のフリー走行からイメージ通りに走ることができず苦戦し、パフォーマンスを発揮することができず、結果は12位でスーパーラップ進出ならず。悔しい結果に明日の決勝での挽回を誓う。

予選日に引き続き晴天に恵まれた決勝日。53,100人の大観衆が見守る中、全37台がスタートを切ることとなった。このレースはドライバー交代を2回行うことが義務付けられており、さらにタイヤ交換は義務ではないためにどういう戦略をとるかということが注目される。

12番グリッドからスタートするウイダーHSV-010のスタートドライバーはロイック選手。ロイック選手は確実にスタートを決め、88周回の4分の1となる22周を過ぎた時点で10番手を走行し長いレースを着実に突き進んでいく。40周目に1回目のピットストップを終え、代わった小暮は53周目の1コーナーで前のマシンをオーバーテイク、8位に浮上する。その後も粘り強いドライビングで前を追いかけ続ける。72周目に2回目のピットストップを行い再びロイック選手のドライブでチェッカーを目指し、結果7位。優勝後のレースを確実に走り切り、4ポイントを獲得し、次戦灼熱のマレーシアラウンドを迎えることになった。

小暮卓史のコメント

今回は富士スピードウェイという特殊なサーキットに合わせたセッティングがうまくかみ合わず、これが精一杯の結果でした。もちろんその他のサーキットではこれまでの実績もあり、問題はないはずですが、ここでのレースがもう1回残されています。その時には今回得たことを活かして弱点を克服し、ベストな状態で戦えるようにしなければと思っています。

次戦は年に1回の海外ラウンド、マレーシアでのレースになります。しっかり準備をして挑みたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。