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2012 Formula NIPPON 第4戦 富士スピードウェイ

第3戦オートポリス大会から1ヶ月半以上ものインターバルをおいて開催された第4戦。
開幕からの3戦を思うように進められないまま、早くも全7戦の折り返し地点となった小暮にとってこのレースは、後半戦の行方を占う重要な一戦となり、納得のいく走りで何としても次のステップへ繋げたいという強い意志で臨む。

どんよりとした曇り空のもとノックアウト方式で行なわれた公式予選。ノックアウト方式は、全18台のマシン中、Q1で13台、Q2で上位8台となり、最終セッションとなるQ3で最終グリッドが確定する。
Q1をまず12位で突破した小暮だったが、走り出しからのセッティングが思うように決まらず、ドライビングもシビアな状況でタイムにも反映されず苦戦を強いられる。
大きくセッティングを変えて臨んだQ2だったが、ここでも同じ状況が続いてしまい13番手タイムとなりQ3に進出ならず、ここで予選を終えた。

不安定な天候が続いた決勝日。雨が降ったり止んだりを繰り返しながらレース開始時刻を迎える。時折雨がぱらついていたもののコースはほぼ乾いた状態だったので18台中17台がスリックタイヤでのスタートを切ることに。
小暮もスリックタイヤでのスタートを決め、1周目を終えた時点で10番手にポジションアップし、順調に周回を重ねていく。5周目あたりからまたもや空模様が怪しくなり、25周目を迎える頃には本格的な雨がコースに落ち始める。小暮は雨とフロントタイヤにフラットスポットができた影響で、グリップダウンが激しくなってしまい、このタイミングでピットイン。給油とレインタイヤに交換を行ないコースに復帰する。数周はペースが上がらなかったものの、徐々にペースを上げることができ8番手まで浮上。雨が強まったり弱まったりと難しいコースコンディションが続き、スリックタイヤのまま走行を続けるマシンとレインタイヤに交換したマシンが入り乱れる展開で、有利、不利が移りながらレースは終盤に。小暮も1台をパスし有利なコンディションになってきたかと思いきや、今度はコンディションが回復し、徐々に後退する格好に。結果10位でチェッカーを受けた。

小暮卓史のコメント

この結果にはまったく満足はしていませんが、決勝レースでは今までになかった新たなセッティングの方向性が見えてきた事によって、やっとつじつまが合ってきたように思います。ここまではベースセットも確固たるものがなく、試行錯誤を重ねてきましたが、やるべき事は定まりました。もちろん、今回のレースが満足のいくレベルだったわけではありませんが、あとはいかに追及していくかのみになったと思います。今回のデータを元にセッティングを見直し、次戦は自分が納得できるレベルの高い走りを目指してベストを尽くしたいと思っています。
今回も多くのご声援をいただき、本当にありがとうございました。次戦もよろしくお願いします。

※次回のレースは8月4日・5日のもてぎラウンドです。
 ご声援宜しくお願いします。